昨日11月14日は世界糖尿病デーでした。

今年はインスリンが発見されて100周年の年でした。

このインスリンのおかげて糖尿病治療が劇的に変わったといわれています。

 

私の息子は一型糖尿病という病気にかかっています。

この病気は現代医療では完治ができないものです。

そして、このインスリンが生命線になっています。

 

昨日、一型糖尿病の方々が集まる会に参加させて頂きました。

そこで聞いた話です。

私の息子は、アメリカにいるとき発症しました。

その時に言われたことは、インスリンの投与は必要になるが

それ以外のことは普通にできるから

今までと変わらない生活をしなさいということでした。

しかし、日本では、医者に

これからは生活に制限があると最初に言われるそうです。

その時のショックときたら、想像を絶します。

その方も最初に、今までと同じ生活が出来ると言われたら

その後の生活が、どんなに変わったことか。

 

同じ病気であってもこんなにも違うことを言われるなんて言葉もありません。

似たようなことを視覚障害の方からも聞きました。

全盲であると、仕事は事務しかないとハローワークですら言われることがあるそうです。

本人の能力など関係なしで、制限をかけているのです。

 

何かあったときにという親切心からのつもりなのかもしれませんが、

チャレンジする機会を奪っているのです。

このようなことの積み重ねが今の成長しない日本を作っているのかもしれません。

何とか変えたいものです。