この夏、2つの舞台を見に行った。

1つ目は、コーラスライン。

高校生の頃、映画を見たのを思い出し見に行った。

これがひどい。

オーディションのシーンだからわざと?と思うほど歌は下手。

ブロードウエイミュージカルとうたっていたので

ブロードウエイでの出演者が来ているのかと思いきや、

そもそもブロードウエイでコーラスラインが上演されていたのは2008年までだそう。

そこそこのメンバーが来たってことのようです。

それで終演時には拍手喝采。

そもそも日本は観客のレベルも低いからその程度がやってくる。

やっぱり本場に行かなければ本物は体験出来ないのだと実感。

2つ目は歌舞伎。

日本人なら一度くらいは見ておこうと行ってみた。

まず驚いたのが、舞台転換が多いこと。

上演時間の1/3以上の時間、幕が閉まってセットチェンジをしていた。

芝居を見に行ったのか、セットを見に行ったのかというくらい。

それでも、幕が開くと皆は拍手。

役者の声も客席まで届かない。

最近は大きな劇場ではマイク着けていることが多いけど、ここはそうではないみたい。

そもそも声が届かない上に、三味線だの音楽が被ってくるから

何言っているのか分からない。

多くの人がイヤホンガイドを借りて聞いている。

ガイドがないと分からない芝居ってどうなのだろうか。

ガイドを皆、使っているから声なんか届かなくて良いのだろうか。

日本の伝統芸能とか言われているが、私にはとてもそのようには見えなかった。

自分の目で確かめることで分かることがある。

良い経験でした。